ライトノベル

【ラノベ感想オススメ紹介】じつは義妹でした。 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~1

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ポイント

こんな人にオススメ!

ラブコメや少年誌の恋愛ものが好きな10代~20代の男女
・ありえないだろ!って設定も楽しめる人
・キャラクターの心理描写や成長過程が好きな人
・家族愛(兄妹)と異性愛のジレンマを描いた作品が好きな人
ギャグ要素とシリアスな部分の掛け合わせが好きな人

作品情報

著者:白井ムク先生
イラスト:千種みのり先生
出版:富士見ファンタジア文庫(2021年11月20日発売)

登場人物

真嶋涼太(まじま りょうた)

本作の主人公。
高校二年生で、父親の再婚により兄妹ができる。
義妹を義弟と勘違いする
学校では友人が少なく人付き合いは得意でないが、新しい家族と積極的仲良くしようと試みる。

姫野晶(ひめの あきら)

本作のヒロイン。
高校1年生で、涼太の義妹。
極度の人見知りの性格。涼太に弟だと勘違いされる。
しだいに涼太に懐いていく。

上田ひなた(うえだ ひなた)

涼太の親友、光惺の妹。
面倒見がよく世話焼きで、涼太とも仲がいい。
高校1年生で晶と同級生。

あらすじ

真嶋涼太は父が再婚することになり、再婚相手に会うことになる。
父が幸せになれるのは良いことだと前向きに捉えていた涼太。

涼太は父親から「きょうだいができる」と言われており、結晶があったとき言葉づかいから弟だと勘違いする。

晶と同じ年の涼太は、晶を実の弟のように思いやり、一緒に過ごしながら打ち解けていく。
結晶も最初は慎重だったが、涼太の優しさに徐々に心を開いていく。

あることがきっかけで、涼太は晶が妹だとわかり、距離をおこうとするが、晶はグイグイ迫ってきて…

義妹とわかってから始まるラブコメディが描かれています。

感想

この作品の面白さは、主人公が弟だと思って接していくから始まるところにあると思います。

涼太の勘違いと晶のとまどいを楽しむところから始まります。

涼太は、優しい性格な妹からは鈍感だ言われるなど、良い意味で魅力的なキャラクターでしたし、
晶も妹と年頃の女の子の可愛さが描かれており、魅力抜群でした。

個人的には、涼太が晶を妹とわかった後の涼太の戸惑いと晶の積極性の違いが新鮮に感じました。
また、涼太が家族への想いと晶への異性としての気持ちで揺れ動く葛藤は、リアルで共感できる部分がありました。

ラブコメ的な要素と丁寧に家族愛が描かれており、両方楽しめました。

オススメポイント

・親の再婚でできた「義弟」が実は義妹だったという普通ではない勘違い

・主人公が義弟だとしたら、男同士の気安さで接し方をすることで、ヒロインの心を掴んでしまう展開

・涼太が悪くなった後反省する、晶が積極的にアプローチしてくる距離感の逆転

・主人公とヒロインそれぞれの親との関係性や成長が丁寧に描かれています。

・家族への想いと異性への思いのジレンマがテーマとなっています。

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