今回は、ライトノベル『親が再婚。恋人が俺を「おにぃちゃん」と呼ぶようになった』1巻を紹介します。
親の再婚で恋人が義妹に!?
付き合うことを両親に内緒にし、同じ屋根の下で密かにイチャイチャ同居生活を送ることになった男女。
どこまでも距離を縮めていく2人の関係に、ドキドキしながら思わず笑ってしまう展開が続出。
両親にバレずに無事に卒業できるのか?
隠れ芸の兄妹カップル見守るラブコメ!
恋人がお兄ちゃん:こんな人にオススメ!
ラブコメが好きな人
恋人同士のやりとりがメインのラブコメディです。
ヒロインの小悪魔っぷりに翻弄される主人公の姿がコミカルで、笑いを誘うシーンが盛りだくさん。
明るい雰囲気なので、楽しく読めます。
兄妹ものが好きな人
登場人物が兄妹になる展開こそありますが、最初から兄妹という設定ではないため、新鮮味があります。
兄妹関係ならではのふれ合いを楽しみたい方におすすめです。
同居ラブコメが好きな人
同じ屋根の下で常に両親の目等があるから、ハプニングが絶えないのが本作の醍醐味。
同居ラブコメならではのドキドキしながらもほっこりするシチュエーションが満載なので、同居ラブコメ好きにはたまらない作品です。
明るい雰囲気の作品が好きな人
暗いシーンやシリアスな場面がほとんどなく、明るい雰囲気が全編を通して感じられます。
ストーリーも前向きな展開が多いので、明るい作品が好きな方にはおすすめしたい作品です。
恋人がお兄ちゃん:作品情報
著者:マリパラ先生
イラスト:ただのゆきこ先生
出版:オーバーラップ文庫(2022年2月25日発売)
恋人がお兄ちゃん:登場人物
森田大貴(もりた たいき)
高校三年生の平凡な青年。五歳のとき、病気で父が亡くし、母親と2人暮らし。
母親の再婚によって、彼女の寧々花が義妹になり一緒に暮らすことになる。
鳥居寧々花(とりいねねか)イラスト
高校三年生で、大貴と同じ図書委員。
三歳のとき、母親を交通事故でなくし、父親と2人で暮らしていた。
大貴が義兄になり、最初は戸惑うが、次第に恋人で妹の関係を楽しむようになる。
柚琉(ゆずる)
大貴の再従姉妹にあたる大学生。
幼少時は近所に住んでいて良く遊んでいた。
大貴と寧々花の関係を疑っている。
恋人がお兄ちゃん:あらすじ
2人きりの図書室で、森大貴は、寧々花から告白を受けていた。
大貴も寧々花を好いていたため、快く寧々花と恋人になる。
大貴と寧々花は、お互い初めての恋人で、緊張からなかなかデートに誘えずにいたが、もうすぐ、受験シーズンに入り遊べなくなることを危惧し、大貴はデートの計画を思案する。
すると、大貴の母親から再婚したい相手がいること、再婚相手と一緒に暮らしたいと相談を受ける。
母親の幸せを心から願っていた大貴は、母親の再婚と再婚相手との共同生活を快く承諾する。
再婚相手が引っ越してくる日になり、再婚相手を出迎えると壮年の優しそうな男性と寧々花がいて、このとき、大貴と寧々花はお互いが義兄妹になることをはしめて知り、取り乱す。
大貴と寧々花は、勘違いから最初はよそよそしくなるものの、これからも恋人として、付き合っていくことにする。
そして、両親にはつきあっていることを話したら、厳しいルールを設けられてしまうと危惧し、内緒にし両親の前ではあくまで、兄妹として振舞うことにする。
1つ屋根の下で暮らし一緒にいる時間増えた2人は、一気に仲を深めていき、
寧々花は小悪魔的な一面を見せるようになり…
義兄妹になった新米カップルのイチャラブドキドキ同居生活、開幕!
恋人がお兄ちゃん:感想
親の再婚で恋人が義妹になるというシチュエーションを描いたラブコメディです。
そのためタイトル通り、恋人である寧々花が大貴を「おにいちゃん」と呼ぶシーンが多々あります。
この「おにいちゃん」という呼び方こそが、本作の魅力の核心だと思います。
寧々花の口から出てくるその一言一言には、小悪魔っぷりと甘えん坊っぷりの両方がにじみ出ており、微笑ましさがあります。
そのシチュエーションから生まれるやりとりも魅力的です。
寧々花がぎりぎりのラインで攻めてくるので、大貴は必死に我慢を強いられます。
その葛藤がコミカルなシーンを生む原動力になっているのです。
また、隠れて恋人関係を保とうと必死に立ち回る大貴と寧々花の姿が、人を想う優しさに満ちているのも好印象です。
決して卑しい関係ではなく、互いを尊重し合っているからこそ成り立つ関係なのだと感じました。
ドタバタながらもほっこりできるラブコメディなので、明るい気分にさせてくれる作品です。
寧々花の「おにいちゃん」が胸キュンさせる名シーンが盛りだくさんなので、ぜひ読んでみてください。
恋人がお兄ちゃん:まとめ
寧々花のキャラ、デザインが恋人としても、妹としてもがっちりハマり、妹としても恋人としても可愛らしく、ドキドキ見れるのが魅力的です。
この話は恋人から義兄妹で、義兄妹でよくある葛藤から恋人になって終わりではなくその後、仲を深めていくところに注力されてるのが新鮮で、この新米のカップルが兄妹という関係を使い、どのように仲を深めていくのか今後も気になる作品です。